ベルヴェット・ニュース 

犬の整体 「スキップ」するプードルちゃん

犬の整体治療、お約束通りこんな治療をしている的な症例報告です。
本日ご紹介の症例報告、第1号はプードルちゃん、女の子で4歳
主訴はお散歩中によく片足を「スキップ」のような動きをするとのご相談。
飼い主さんのお話では、朝のお散歩でよく発生するそうで
この歩き方は一体何なのでしょうか?ということでした。

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「スキップ」は跛行動作の1つですが、ご相談として比較的多い症状。
では犬的にはどうなのかというと、簡単に言えば基本的にはどこかが痛いので発生します。
スキップに関係する部位はいくつか考えられますのでまず診断。

 

触診をしてみると、脊椎の一部に捻れがあり、そのねじれのせいで
その神経支配下の同側の腰の筋肉に痛みが発生しています。
ちなみにこの筋肉(詳細な筋肉名は今回は伏せておきます)は、
後ろ肢を引きつけるための深層筋、これが痛いと、
歩行中にしっかり後ろ肢が蹴り出せず、伸ばすこともできないため
一定の歩く速度に達すると、この痛みのせいで後ろ肢が他の足に追いつくことができず
その結果、歩様速度を調整するため「スキップ」が発生して
全体のタイミングを強制的にととのえようとします。
さらに、その腰の筋肉以外にも
太ももの筋肉で、後ろ足の引きつけと旋回させるための筋肉にも痛みがあります。

 

障害の程度によっては、ゆっくりや小さめの歩幅の歩行運動をしばらく続けていると
周辺部も含めて筋肉などの血行がよくなり(温まり)、一時的に痛みが減少する場合もあります。
ただしその場合には、睡眠や休憩を入れると、また痛みが再発します。

 

このような症状には、この犬の整体はとても相性がよいですね、
施術時間はおおよそ20分前後、1回目の施術で脊椎の位置を修正し、
さらに筋膜の緊張を解除してあげて、1回目はおだやかに終了。
基本的に「バキッ」とか「グキッ」とかはしませんのでご安心を!
(ただし症例によっては、チクッと少し痛みが伴うこともありますけど)
そんな感じで、お家に帰ったところ、しばらく上がらなくなっていたソファーにも跳びのり、
お仕事から帰宅したパパが見て「あっ、元気が戻った」とビックリされていたそうです。

 

その後スキップは少し残っていましたので、
1週間おきに2回ほど継続して加療(合計3回の施術)。
本日は別件で来院され
「本当にまったくスキップが無くなったんです。」
と、とてもよろこばれて報告をいただきました。
原因もわからず、飼い主さんも心配されていたので
人知れずの痛みが治って、プーちゃんも飼い主さんもヨカッタ良かった!

 

(すー。(๑˃̵ᴗ˂̵)و ヨシ!

 

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カテゴリ:
2016年10月15日
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