ベルヴェット・ニュース 今日の診察室

ブログを引っ越します。

ベルヴェットニュースを少しずつ引っ越させます。

皆さん登録アドレスの変更をお願いいたします。

過去の重複記事が出るかもしれませんが、気にされないで下さいね。

 

 

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Bellvet Animal Hospital
http://www.bellvet.jp/
住所:〒158-0098 東京都世田谷区上用賀3-14-21
TEL:03-3708-1990
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2016年10月20日
眼の疾患が多いですね

この2月は眼科疾患がとても多く
温度や特に湿度など気候との関連が大きいのかもしれません。
高齢犬の患者さんが増えているのもありますね。
単純な角膜炎や角膜潰瘍でも、高齢で修復が遅れ潰瘍が悪化
角膜の最も深い層にあるデスメ膜まで到達してしまい
あっという間にデスメ膜瘤と言う状態になってしまう子が続いています。

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 眼帯つけてまーす!
重度の角膜潰瘍やデスメ膜瘤になってしまった場合には
眼瞼(まぶた)、瞬膜(第3眼瞼)や結膜の『フラップ手術』が必要になります
瞼を閉じたり瞼と第3眼瞼を縫い合わせる手術、
結膜フラップは白目の結膜表面を角膜に移動する手術です・・・。

ですが、今回は患者さんからウチの子は眼帯が出来る!
と教えていただいて、さっそく他の子たちでもやってみたところ良好。
勿論全員OKと言うわけではないのですし、フラップ手術より治癒はゆっくりですが
フラップ手術をしなくてもよい子が増えたのは良い事です。
さて、みなさんは眼帯しても大人しく付けていられますか?
(すー。Σ( ̄。 ̄ノ)ノ2.22

ご興味のあった記事があれば拍手をお願いしまーす。
今後の参考にさせていただきまーす。

 

 

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2016年10月20日
犬の膿皮症とアレルギー性皮膚炎

本日ご紹介は、ゴールデンレトリーバーちゃん。

慢性の皮膚炎で継続的に痒みが発生、数年間、膿皮症と言うことで加療していたそうです。

症状が出ると抗生剤のくり返し、飼い主さんがこれは何かおかしいと言うことで、

すこし距離のあるご住所からなのですが、アレルギー検査会社のホームページに

当院が出ていたとのことでセカンドオピニオンでご来院。

2016092801.jpg

さて拝見、全身ボロボロ、外耳炎ももひどく痒そうでかなりひどいです。

これで何年も過ごしていたと思うと辛かっただろうに、可哀相です。

各種検査を実施、皮膚ストリップ検査や一般血液検査を実施してみると、

確かに検査所見は膿皮症ですが、あくまでも膿皮症という症状があるものの

血液検査からかなりの確率でアレルギー反応が疑われます。


と言うことは、慢性の膿皮症を引き起こしている黒幕は何らかのアレルギー症です。

ついで検査会社にアレルギー検査を依頼、後は結果を待っていただきます。

とはいえ治療は開始しなければなりません。

2016092802.jpg

内服薬の投薬にてアレルギー治療と膿皮症の対処療法、そして薬浴シャンプーの実施を処方。

これで何らかのアレルギーが判明してくれれば、それらをコントロールすればOK

慢性的な膿皮症に悩まされることはなくなるでしょう。

飼い主さんにはこれらを詳しくご説明させていただき、本日は終了。

飼い主さんもご自分で考えられていたことがスッキリされたらしく喜ばれてました。

この手の症例はとても多いですね、膿皮症の原因は様々

もちろん原因がアレルギーでなく他の要因の場合もありますから複雑ですね。

ゴールデンちゃんの経過はまた報告しましょうね。

(すー。.:(。-`ω´-)ンー 

2016年09月29日
15歳マルチーズ、会陰ヘルニアの手術!

先日、15歳のマルチーズちゃんで、会陰ヘルニアの手術を実施

ヘルニアとは、体内の臓器などが、本来あるべき部位から「脱出」した状態です。


MurataCookie01-yaji.jpgこの飛び出しているところがヘルニア

椎間板に起これば椎間板ヘルニア(腰ですね)、会陰部に起これば会陰ヘルニア

今回のヘルニアは、一般的言い方では「脱腸(腸の脱出)」のことですね。

その脱腸が、会陰部(肛門の脇)に発生しているモノです。

この手術には各種いろんな方法があります。

ヘルニアの穴(ヘルニア孔といいます)を塞ぐためのシリコンのチューブや

シリコン・メッシュを埋め込み穴を塞ぐ方法などなどがあります。

MurataCookie02-yaji.jpgバリウム造影画像・側面

しかし、私の場合には、極力、特殊なモノは使わずに、

生体内の調整だけを行う手術法を用いています。

この方法のメリットは、余分なモノを体内に埋め込まないので

生体に負担が少ないのと、コンタミネーション(細菌汚染)が発生しないと言うことです。

シリコンなどを埋め込むと、そのモノを中心に細菌汚染が発生しやすくなります。

また、特に会陰部は肛門や直腸周辺部ですのでもともと大腸菌が沢山!

場所的には危険地帯、とてもコンタミネーションが起こりやすいので注意です。

MurataCookie03-yaji.jpgバリウム造影画像・正面

私の場合には、発案者に直接指導を受けたのですが直腸固定法といって

その様な器具を一切使わない術式を実施しています。

もちろんこの術式は、術者も犬もとても快調、私もこの手術は大好き!?

今回もこの術式を用いて実施、無事修復、入院も2泊3日で退院となりました。

(すー。O━d(*´エ`*)━K!!!

2016年09月07日
プミラの実!

台風12号も日本海にぬけ熱帯低気圧に変わったようで

本日は晴天となり良かったですね〜、でも暑い。

IMG_0604.jpg

この前の台風は3発つづいたせいでしょうか、

体調が崩れるコたちが続出、やはり低気圧には気をつけねばなりません。

そんななか、ふとケンケン人形をお手入れしてみると

すっかりプミラが生えそろって、何となくそれらしくなってきました。

IMG_0603.jpg

っと、その足元には実のようなモノが連なっているではありませんか?

プミラの実なんてはじめてです。

IMG_0602.jpg

こんな実がなるなんて、珍しいですかね?

開業当初から代々プミラとお付き合いして20年、

こんなの初めて、今年は何か実る良い年になるでしょう!

なーんてちゃって、とても良い勉強になりました。

まだまだ暑そうですね、根性入れてまいりましょう!
 

(すー。(ヾ; ̄▽ ̄)ヾ暑い暑い

2016年09月05日
ブドウ中毒

先日、ヨーキーちゃんが原因不明の『夜鳴き』と言うことで来院されました。

P8261900.jpg

飼い主さん的には特に心当たりがなく、

高齢のため認知症かしら?と仰ってましたが

各種検査などをしてみると、腎臓を含めたいくつかの項目に異常あり。

「体調不良からの不安症で夜鳴き」と診断し

生活上何か変わったことや、環境の変化など聴取

『何か、変わったものは食べていませんか?』と伺ってみると

特に変わったモノはないけれど、

犬の食べ物でないもといえば『ブドウ』かしら?

どうやら飼い主さんがデラウエアが大好きで、

数日お供に6〜7粒食べていたそうです(恐)

ということで『ブドウ中毒』として対応、ただちに点滴他の治療となりました。

images.jpg

ブドウ中毒が騒がれてからかなり立ちますので、

皆さんの間ではタマネギ並みに浸透していると思っておりましたが、

どうやら、一般的な認知度合いとしては、まだかなり低いようです。

 

皆さんくれぐれもブドウにはご注意下さい!

(すー。【  】\_( ゚д゚) ココ、ヨーチュウイ!!

2016年08月26日

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