ベルヴェット・ニュース 

犬の整体とガン治療

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先日、扁平上皮癌だったワンコの飼い主さんから

幸せに虹の橋を渡られたとのことで、御礼のご連絡がありました。

 

このワンちゃんはミニチュアシュナウザー13歳

昨年夏に他院から転院されてきました。

他の獣医さんで慢性的に鼻水が出るとのことで、

麻酔をかけてスケーリングと抜歯後に前頭部が急に腫れ、

その獣医さんの説明では問題ないとのことでしたが

飼い主さんが心配になり、ご紹介でセカンドオピニオンとして転院されてこられました。

 

当院で調べてみると、まったく別の基礎疾患(甲状腺機能低下症)が

存在すると同時に、前頭部の腫瘍は扁平上皮癌でした。

その後、腫瘍科の専門とも連携して精密検査の結果は、

積極的な治療はせずに、保存・共存療法を選択し

QOLの向上維持(quality of life、幸福な生活)を目指す事を選択されました。

 

この方針の場合、問題となるのが、身体の疲労やだるさ、そして痛みです。

今回は鎮痛薬なども使用しましたが、状態の改善はされませんでした。

ただ触診してみると、腫れた前頭部を中心に、全身的に筋膜の緊張が触知され

次いで、頭蓋骨のゆがみ、脊椎の捻転変位(とても軽微なもの)が確認されたため

飼い主さんにご提案し、「犬の整体療法」を実施してみました。

飼い主さんが顔を触ろうとすると、悲鳴を上げて怒っていたそうなのですが、

整体処置の時には、顔も触らせてくれて穏やかにしていました。

 

飼い主さんからは、整体して帰宅後、すごくグッスリと眠るようになり

ほとんど無くなっていた食欲が戻ってきたと喜ばれていました。

それから7日から10日くらいのペースで通院して頂き継続治療。

その後はベルヴェットに行くことを、とても喜んでくれていたそうです。

処置後はかなり楽になっていたのでしょうね。

 

1月2月というのは、各種病気の悪化する季節。
そんな感じで迎えた2月でのご連絡でした。
でも飼い主さんがおっしゃるには、最後までお腹一杯まで大好きなお食事をして
大好物のイチゴも食べて、その数時間後に橋を渡られたそうです。
苦しまずに、いつも通りの生活をつづけながら大往生できたと喜ばれていました。
少しでもお力になれて良かったです。
整体治療もこんな利用方法があったのかと、とても勉強になりました。
今後も西洋獣医学にからめながら、科学的にいろんなアプローチしてみましょう。
<すー。   (˚ ˃̣̣̥ω˂̣̣̥ )
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Bellvet Animal Hospital
http://www.bellvet.jp/
住所:〒158-0098 東京都世田谷区上用賀3-14-21
TEL:03-3708-1990
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2017年02月02日
高齢ちゃんたち、今年も頑張りましょー。

今日は高齢のワンコちゃんニャンコちゃんが来院されたのでご紹介。

まずはワンコちゃん、

本日お誕生日のウエスティーのノンちゃん17歳。

テリアで17歳は大したものですね。

今日はお誕生日で健診です。

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ノンちゃん17歳でーす

ノンちゃんは胆嚢の粘液腫という病気を持っていますが

飼い主さんの上手な管理によって

手術しないで良い状態で維持ができています。

このまま頑張って行きましょう!

 

さてお次は、ニャンコちゃん。

ブルーポイント・カラーのヒマラヤンで、チマちゃん20歳!

んー素晴らしいですね、

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チマちゃん、眼がしっかりしていて20歳には見えません

僕も学生時代にブルーポイントのヒマラヤンを飼っていたので

チマちゃんは、大変お気に入り。

いつも診察が長くなっちゃいますね(笑)

 

さて今年も高齢の皆さん!頑張ってまいりましょう−。

 

<すー。      (•̀ᴗ•́)و ̑̑ ヨッシャ

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2017年01月29日
お寒うございます   用賀 ベルヴェット動物病院

 

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お寒うございま〜す

とにかく寒いですねー

東京は何とか雪が降らずに持ちこたえていますけど

また降ったら東京パニック・機能停止でしょうね。

さて、このように寒波・寒気団などの冬の低気圧団、

「冬将軍」が進軍してくると増える疾患は

神経疾患、筋骨格疾患、免疫疾患、腫瘍疾患です。

 

本日も沢山のご予約を頂いておりますが、

朝イチから整体治療がらみのワンコさんがつづいております。

一日中整体をしている状況でした。

整体治療を併用した患者さんがほとんどでしたが、

整形疾患で整形などの専門でも解決しない跛行や、

一般獣医でもハッキリと診断が付かず、でもどこか痛そうなんです。

そんな、ワンコさんがこのところ急増です。

獣医さんが、いくら大丈夫だ、なんだと言ったって、

普段見ている飼い主が「なんかヘン?」と思ったら絶対にどこかおかしいのです。

その様な場合はすぐにご連絡ください。

 

現在、そんな整体治療を併用しているワンコさん達は

運動機能障害(跛行やスキップ)、原因不明の痛みや元気消失、

脳神経疾患(てんかん、脳室拡張症、頸椎変位、免疫性脳炎)、

ドライアイ、慢性的な外耳炎、慢性的な下痢などのワンコさん達にご利用頂いています。

変わったところでは腫瘍による疼痛の緩和や免疫増強などもありますね。

ではでは、寒さと低気圧に気をつけましょう。
<すー。(。◠‿◠。)>
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2017年01月22日
犬の整体治療 離断性軟骨症の後遺症  ベルヴェット動物病院・用賀 
今日のお話は、犬の整体治療、
本日のご登場は、ラブラドール・レトリーバーのコテツくん
このラブちゃんは幼少期に肘を離断性軟骨症というケガしてしまい、
整形外科専門病院で関節鏡手術を受けましたが、
後遺症で右前肢の軽度の跛行が残りました。
天気が悪かったり、運動しすぎると、顕著に跛行が発現してしまいます。
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ラブラドールのコテツくん

さてそんな状態で、獣医の鍼灸やマッサージに通われていましたが
あまり改善がないとのことで、当院にて処置させて頂くことになりました。
今までで最も効果が出ているとのことで、ご好評頂いていまーす。
そうして治療開始させて頂いてから、かれこれ1年になりました。
本犬もすっかり慣れて、そのまま寝てしまうことも(爆)
最近では「もうちょっと右」、「今日は腰も・・・」(笑)なんて要望が来ますね。
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2017年01月14日
逆クシャミ?犬の呼吸器異常です。  ベルヴェット動物病院 用賀 砧

新年早々バタついておりまして、すっかりアップが遅れしまいました。

さあ今年も頑張って行きましょ〜。

 

本日の診察室は「逆クシャミ」

これは短頭種の犬種で好発する呼吸器の異常症状です。

飼い主さんが症状の説明に困ることが多いので、

今回はボントンテリアちゃんの飼い主さんのご厚意で動画アップします。

 

この症状は、軟口蓋という口と鼻を隔てるヒダが大きい犬種(=短頭種)に好発します。

好発犬種はパグ、シーズー、ボストンテリア、フレンチブルドッグ、トイプードル、チワワなどです。

 

発生の理由としては、軟口蓋に炎症が発生し気道をふさがれてしまうために発症。

とくに冬の季節で空気が乾燥したり、夏のエアコンで低湿度の状態になると発生します。

このような乾燥状態の時期は、食べ物も乾物のオヤツやドライフードは注意して与えましょう。

好発犬種はドライフードは季節を考慮して、水分を含ませて給餌しましょうね。

オヤツもビスケット、クッキー、トリーツなどは避けて他のものにしましょう。

 

実際このような症状が発生したら、なるべく早くに診察が必要です。

ノドを冷やしたり、冷たい水を少しずつ飲ませたりすると一時しのぎにはなるでしょう。

軟口蓋の炎症や腫れを引かせないと、危険な状態になることもあります。

怪しいときには早めの対応が肝心です。

 

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2017年01月11日
用賀神社で初詣    ベルヴェット動物病院 用賀

新年明けましておめでとうございます。

本日のアップは2本目、さすがに正月のイベントは多いので

初詣は毎年恒例で近隣の氏神様の「用賀神社」に行ってまいりました。

チャリーン・シャンシャン、の行列待ち時間は約1時間くらい

(用賀神社はカランカランの大きな鈴ではなく、手で持つ鈴です)

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なんか例年より、今年の方が人のでが多いようでした。

すっかり冷え込んで、帰ってきて頂いたお吸い物は

縁起物のハマグリ、中には小さなカニが!

大当たりー、今年は正月から縁起がいいぞー

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さあシロ公さま!

今年も楽しんでまいりましょー。

 

★すー。ほっほっほ♪( ̄▽+ ̄*)

 

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2017年01月01日

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