ベルヴェット・ニュース 

アプリ一族の「ドヨ〜ン」・・・

さてこのところ雨続き、せっかくの練習日もかなりの大雨にて練習お休み。

LAフィールドさんには、残念ですが・・・とお伝えして久しぶりのOFF

(まあそれで食べ歩きになったわけですが)

・・・というわけで皆様ふてくされております。

IMG_0668 (1).jpg

それでもガテン系のチョコ・プーさん達は家の中を走り回り

インテリ系のアプリ・プーさん達は、

「な〜んだ、お出かけしないのかァ〜」とばかりに

見晴らし台の階段にて「ドヨ〜ン』とよどんでおりまする。

 

秋のシーズンが始まるのに、雨ばかりで困ったさんですなぁ〜。

このシーズンはしろ公さまは気合いを入れないとイケナイのに、イライラ・・・。

とりあえず、日々のお散歩でチューニングに励みましょー。

(すー。.:( ̄‐ ̄)んー 

2016年09月16日
15歳マルチーズ、会陰ヘルニアの手術!

先日、15歳のマルチーズちゃんで、会陰ヘルニアの手術を実施

ヘルニアとは、体内の臓器などが、本来あるべき部位から「脱出」した状態です。


MurataCookie01-yaji.jpgこの飛び出しているところがヘルニア

椎間板に起これば椎間板ヘルニア(腰ですね)、会陰部に起これば会陰ヘルニア

今回のヘルニアは、一般的言い方では「脱腸(腸の脱出)」のことですね。

その脱腸が、会陰部(肛門の脇)に発生しているモノです。

この手術には各種いろんな方法があります。

ヘルニアの穴(ヘルニア孔といいます)を塞ぐためのシリコンのチューブや

シリコン・メッシュを埋め込み穴を塞ぐ方法などなどがあります。

MurataCookie02-yaji.jpgバリウム造影画像・側面

しかし、私の場合には、極力、特殊なモノは使わずに、

生体内の調整だけを行う手術法を用いています。

この方法のメリットは、余分なモノを体内に埋め込まないので

生体に負担が少ないのと、コンタミネーション(細菌汚染)が発生しないと言うことです。

シリコンなどを埋め込むと、そのモノを中心に細菌汚染が発生しやすくなります。

また、特に会陰部は肛門や直腸周辺部ですのでもともと大腸菌が沢山!

場所的には危険地帯、とてもコンタミネーションが起こりやすいので注意です。

MurataCookie03-yaji.jpgバリウム造影画像・正面

私の場合には、発案者に直接指導を受けたのですが直腸固定法といって

その様な器具を一切使わない術式を実施しています。

もちろんこの術式は、術者も犬もとても快調、私もこの手術は大好き!?

今回もこの術式を用いて実施、無事修復、入院も2泊3日で退院となりました。

(すー。O━d(*´エ`*)━K!!!

2016年09月07日
プミラの実!

台風12号も日本海にぬけ熱帯低気圧に変わったようで

本日は晴天となり良かったですね〜、でも暑い。

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この前の台風は3発つづいたせいでしょうか、

体調が崩れるコたちが続出、やはり低気圧には気をつけねばなりません。

そんななか、ふとケンケン人形をお手入れしてみると

すっかりプミラが生えそろって、何となくそれらしくなってきました。

IMG_0603.jpg

っと、その足元には実のようなモノが連なっているではありませんか?

プミラの実なんてはじめてです。

IMG_0602.jpg

こんな実がなるなんて、珍しいですかね?

開業当初から代々プミラとお付き合いして20年、

こんなの初めて、今年は何か実る良い年になるでしょう!

なーんてちゃって、とても良い勉強になりました。

まだまだ暑そうですね、根性入れてまいりましょう!
 

(すー。(ヾ; ̄▽ ̄)ヾ暑い暑い

2016年09月05日
9月のスケジュール(2016)

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台風一過、何となくまだ暑いですが、皆さんいかがですか?

このところ台風の影響か体調不良のワンコちゃんが多発です。

真菌性皮膚炎等が多くなっていますみんな注意!


今月のスケジュール

  定休日:毎週火曜日

臨時休診日:なし

院長不在日:3(土)午後,17(土)、18(日)


(すー。.:(# `)3')▃▃▃▅▆▇▉ブォォォォ

2016年09月01日
ブドウ中毒

先日、ヨーキーちゃんが原因不明の『夜鳴き』と言うことで来院されました。

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飼い主さん的には特に心当たりがなく、

高齢のため認知症かしら?と仰ってましたが

各種検査などをしてみると、腎臓を含めたいくつかの項目に異常あり。

「体調不良からの不安症で夜鳴き」と診断し

生活上何か変わったことや、環境の変化など聴取

『何か、変わったものは食べていませんか?』と伺ってみると

特に変わったモノはないけれど、

犬の食べ物でないもといえば『ブドウ』かしら?

どうやら飼い主さんがデラウエアが大好きで、

数日お供に6〜7粒食べていたそうです(恐)

ということで『ブドウ中毒』として対応、ただちに点滴他の治療となりました。

images.jpg

ブドウ中毒が騒がれてからかなり立ちますので、

皆さんの間ではタマネギ並みに浸透していると思っておりましたが、

どうやら、一般的な認知度合いとしては、まだかなり低いようです。

 

皆さんくれぐれもブドウにはご注意下さい!

(すー。【  】\_( ゚д゚) ココ、ヨーチュウイ!!

2016年08月26日
鈴木メソッド、久方ぶりの往診は15分で終了?

さて久しぶりの本日のご紹介の症例は『行動治療』での往診です。

何と移動だけで往復2時間かけての往診。

通常はその様な往診は受けないのですが、今回は特別。

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さて今回のワンコさんはノーフォーク・テリアちゃんです。

この飼い主さんは一頭目の時に、当院のトレーニングを受けて頂いています。

とてもお利口ちゃんに育ち、幸せな日々を過ごしていました。

 

その後しばらくして、二頭目を迎えることになりました。

事前に準備を十分行ってから迎えたので順調に事は運びました。

さてお迎えしてから、しばらくして問題は起こります。

ある日のこと、二頭の間で突然ケンカが始まりました。

その日をさかいに状況は悪化・・・。

後から来たワンコが、先住犬を攻撃するようになり、

連日、新入犬が先住犬への攻撃を繰り返し、紛争は拡大。

最後には、お互い家の中でリードを付けての悲しい生活となりました。

 

飼い主さんは、ドッグ・トレーナーなどを呼んだり

いろんな方面へ相談されるなど、あらゆる手段を尽くし

最後には、近所の犬オバサンにまで協力を依頼してみたのですが、

一向に改善の傾向はありません。

ということで、往診とあいなりました・・・。
 

さて、お伺いしてみると・・・

まず、私のトレーニング・メソッドの核である「飼い主と犬の関係性」が崩れていました。

さすがに、多頭飼育となると一頭飼育の時のテクニックより少し難しくなります。

多頭飼育下では以前練習して頂いたテクニックを

もう少しバージョンアップしてを実行する必要があります。

なーんて言っても、そんなに難しいことではないのですが・・・。

まず、飼い主さんの家族全員にその関係性の修復して頂きます。

さてさっそく関係性修復テクニックを再調整開始・・・チッチッチッチ・・・・( ºωº )チーン

・・・と待つこと約1分30秒!タッタカ、タッタッタ~~~

すー>「さあ、皆さん!皆さんの関係性が回復しました。

    2頭をそれぞれのサークルから出してください!」

飼い主>「え~!、もう、だっ出すんですか?」当然ご家族の皆さんはビックリですが、

すー>「そうです、出してください。」

   「ただし、今まで飼い主さんが、さんざん悪い学習を行ってしまいましたから

    たぶん、何回か攻撃行動を行うでしょう。

    その時には、私が犬の言葉を用いて、否定しますから鈴木メソッドを利用して

    私の動きを観察していてください。」

とお願いして、実際に犬たちを出してみると・・・

二頭とも何のことはありません。喧嘩もせず、大人しくしています。

家族全員と私がソファーに座り観察・・・なんともありません。

飼い主>「えー、なにこれ信じられなーい!」
 

飼い主さん達は唖然としていましたが、さらに2~3分くらい経過したところで

何らかのタイミングで、突然、新入り犬が攻撃行動を開始。

ただちに私がユックリと対応、犬の言葉を使い「ソ~っと」その行動はしてはいけない!と

新入りの犬に対して「否定のサイン」を提示します。

すると、新入り犬はプイッと、よその方向へフラフラと行ってしまいました。

飼い主>「何ですかこれ、魔法みたい!」

こんな、突然の攻撃行動が5分後にもう一回認められたため、このセッションを合計2回実施、

それ以降は、二度と先住犬を襲わなくなりました。

 

完全に「これなら、もう襲わないなぁ~」と判断したのがトレーニング開始から約15分。

1時間の予定でお伺いしていましたから、残りの時間は、皆さんとおしゃべり。

いくつかの問題点について指示およびテクニックをご指導し終了。
当然ですが、その間は一切攻撃行動のようなモノはありません。

その日の終了時には、ソファーに座る飼い主の足元に二頭が並んで、穏やかに待機!

オモチャをもってきて2頭で遊んでます。・・・うーむ!これでOK

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当然ですが、二頭が足元で待機するのに強制指示や命令などは行っていません。

このワンコたちが自ら選択して、その場に待機しているのです。

ちなみにこの往診で使ったオヤツは全部で小さなもの5~6片程度、

はじめの15分間での攻撃行動の修正では、全く使っておりません。

ムフフフフ・・・これが鈴木式・トレーニングメソッド、かなりの威力でしょう!

犬語を使うとはこういうことを言うのですね~

「チョ〜気持ちいいーーー。」

ちなみに説明しておきますが、叱ったり、ビックリさせたり脅したりなどナシですし、

先日TVでやっていた「ガラガラ音のする缶」など、当然投げつけたりしません。

当然ですが、チョークやショックなどの罰の使用もありません。

 

さて、それから2週間後、どうなっているかチェックに伺いました。

飼い主さんからは・・・

「あれからモメ事は一度も無く、先住犬が力を取り戻し、後輩を指導している」とのこと。

実際お伺いして「こんにちは~」とソファーに座ると

2頭がお出迎え、飼い主さんとお話ししていると

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足元に2頭がピッタリくっついてフセて、

「お互いにペロペロ」や「甘噛み遊び」しながら仲良く待っています。

これまでの生活が信じられないくらい、二頭が仲良くしてるとのこと。

そして、この夏、八ヶ岳の旅行先からナイスなお写真がメールで届きました。

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幸せ家族がまた一つ増えてヨカッタ良かった!

これにて一件落着!メデタシめでたし・・・!

よっしゃ!次の不幸な犬たちの元へ行きましょー。

(すー。(•̀•́)وサァーーーー!

2016年08月22日

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