症例集
ヒモ状異物(消化管内異物,異物の誤飲)
犬種:ゴールデンレトリーバー
診断:ヒモ状異物の誤飲による腸閉塞
症状:元気消失・虚脱・繰り返す嘔吐と下痢・食欲不振〜廃絶
診断:超音波検査・レントゲン造影検査・血液検査
異物の誤飲のなかでも危険率が高いのがヒモ状異物。
ヒモ状の異物はヒモがゆっくり消化管の中を進んでいき、ヒモを中心に消化管がアコーデオン状に引き寄せられてしまい、蠕動運動が妨げられてしまう疾患です。
このアコーデオン状態になると腸閉塞が発生し、最終的にはヒモ状異物により消化管が裂け腹膜炎を発症して死に至ります。
この場合、異物であるヒモが長いほど危険率が高まります。
この症例は、元気消失・嘔吐を主訴にファーストオピニオン(かかりつけ獣医)を受診したところ、抗生剤と嘔吐止めの処方にて診察終了。
その後も嘔吐・下痢が治らず、犬も元気消失が強くなり本院を受診。
当院にて血液検査、レントゲン検査・超音波検査にてアコーデオン・サインがみられ消化管内異物と診断。
そのまま緊急手術となりました。
開腹手術ではヒモが胃の中の別の異物にからまり、胃から大腸まで繋がっており、小腸全域でアコーデオン状態が起こり腸閉塞状態を確認。
消化管を複数(多数)箇所切開し、異物を小間切れにして摘出。
消化管を縫合して腹腔洗浄を行い閉腹、7日後に無事退院。
異物の手術でヒモ状異物が一番厄介。
とヒモ状異物はひき抜いてはいけません。
犬猫たちの肛門からヒモや髪の毛、糸状のものが出てきたら絶対に引っ張ってはいけません。
引き抜かないようにしましょう。
引き抜くとその摩擦で腸管がヒモの方向に裂けてしまいます。
肛門からヒモ状のものが出ているときには、軽くつまんでギリギリの位置でハサミで切り離します。
診断:ヒモ状異物の誤飲による腸閉塞
症状:元気消失・虚脱・繰り返す嘔吐と下痢・食欲不振〜廃絶
診断:超音波検査・レントゲン造影検査・血液検査
異物の誤飲のなかでも危険率が高いのがヒモ状異物。
ヒモ状の異物はヒモがゆっくり消化管の中を進んでいき、ヒモを中心に消化管がアコーデオン状に引き寄せられてしまい、蠕動運動が妨げられてしまう疾患です。
このアコーデオン状態になると腸閉塞が発生し、最終的にはヒモ状異物により消化管が裂け腹膜炎を発症して死に至ります。
この場合、異物であるヒモが長いほど危険率が高まります。
この症例は、元気消失・嘔吐を主訴にファーストオピニオン(かかりつけ獣医)を受診したところ、抗生剤と嘔吐止めの処方にて診察終了。
その後も嘔吐・下痢が治らず、犬も元気消失が強くなり本院を受診。
当院にて血液検査、レントゲン検査・超音波検査にてアコーデオン・サインがみられ消化管内異物と診断。
そのまま緊急手術となりました。
開腹手術ではヒモが胃の中の別の異物にからまり、胃から大腸まで繋がっており、小腸全域でアコーデオン状態が起こり腸閉塞状態を確認。
消化管を複数(多数)箇所切開し、異物を小間切れにして摘出。
消化管を縫合して腹腔洗浄を行い閉腹、7日後に無事退院。
異物の手術でヒモ状異物が一番厄介。
とヒモ状異物はひき抜いてはいけません。
犬猫たちの肛門からヒモや髪の毛、糸状のものが出てきたら絶対に引っ張ってはいけません。
引き抜かないようにしましょう。
引き抜くとその摩擦で腸管がヒモの方向に裂けてしまいます。
肛門からヒモ状のものが出ているときには、軽くつまんでギリギリの位置でハサミで切り離します。