在宅酸素ケアを調べるときに出てくる言葉を、分類ごとに整理しました。数値や必要なケアは状態によって異なるため、実際の判断はかかりつけの獣医師にご相談ください。
機器・設備の用語
酸素室(酸素ハウス/酸素ケージ)
ケージやハウスの中の酸素濃度を高め、その中でペットを過ごさせる設備。安静に過ごせる空間そのものをつくる。
酸素濃縮器
室内の空気から酸素を取り出して送り出す機器。酸素室に酸素を供給する役割を担い、連続して運転して使うことが多い。
酸素ボンベ
圧縮した酸素を充填した容器。持ち運びや一時的な使用で使われることがある。取り扱いには注意が必要。
加湿器・加湿ボトル
乾いた酸素で気道が乾燥しないよう、酸素に湿り気を加えるための部材。機種や使い方により有無が異なる。
流量計
送り出す酸素の量(流量)を調整・表示する部分。設定はケアの内容に合わせて行う。
数値・指標の用語
酸素濃度
空気中に含まれる酸素の割合(%)。通常の空気はおよそ21%で、酸素室ではこれより高い濃度に保つ。必要な濃度は状態によって異なる。
流量(L/min)
1分あたりに送り出す酸素の量。「リットル毎分(L/min)」で表す。機器の能力や設定により変わる。
酸素飽和度(SpO2)
血液中で酸素と結びついているヘモグロビンの割合の目安。動物では測定が難しいことがあり、診察や検査は獣医師が行う。
症状・状態の用語
呼吸速迫(ひんこきゅう)
呼吸の回数が普段より速くなっている状態。安静時に続く場合は注意が必要。
努力性呼吸
お腹や体を大きく使って、苦しそうに呼吸している状態。呼吸に負担がかかっているサインのひとつ。
開口呼吸
口を開けて呼吸している状態。とくに猫では緊急性が高いことがあるため、早めの受診が望ましい。
チアノーゼ
酸素が不足し、舌や歯ぐきが青白い・紫っぽい色になる状態。緊急のサインのひとつ。
起座呼吸(きざこきゅう)
横になると苦しく、体を起こした姿勢のほうが呼吸しやすくなる状態。
疾患に関する用語
僧帽弁閉鎖不全症
心臓の僧帽弁がうまく閉じなくなる病気。小型犬の高齢期に多く、進行すると呼吸に影響することがある。詳しくは疾患別ガイドを参照。
肺水腫
肺に水がたまり、酸素の取り込みが妨げられる状態。呼吸が速く・浅くなることがある。
気管虚脱
気管がつぶれやすくなり、空気の通り道が狭くなる状態。咳のような音がみられることがある。
喉頭麻痺
のどの入り口の開閉がうまくいかず、空気を取り込みにくくなる状態。暑い時期や興奮時に苦しくなりやすい。
契約・利用の用語
レンタル
機器を一定期間借りて使う方法。必要なときにすぐ使い始めやすい一方、利用期間により総額が変わる。
最低利用期間
レンタルで定められた、最低限借りる必要がある期間。解約や費用に関わるため契約前に確認したい項目。
初期費用
契約開始時にかかる費用。月額とは別に発生することがあり、総額で比べる際の確認ポイント。
解約・返却
利用をやめる際の手続きと、機器を返す手順。方法・費用・タイミングは各サービスで異なる。
用語の使い方に迷ったときは、基礎ガイドもあわせてご覧ください。
