ベルヴェット・ニュース 

犬の膿皮症とアレルギー性皮膚炎

本日ご紹介は、ゴールデンレトリーバーちゃん。

慢性の皮膚炎で継続的に痒みが発生、数年間、膿皮症と言うことで加療していたそうです。

症状が出ると抗生剤のくり返し、飼い主さんがこれは何かおかしいと言うことで、

すこし距離のあるご住所からなのですが、アレルギー検査会社のホームページに

当院が出ていたとのことでセカンドオピニオンでご来院。

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さて拝見、全身ボロボロ、外耳炎ももひどく痒そうでかなりひどいです。

これで何年も過ごしていたと思うと辛かっただろうに、可哀相です。

各種検査を実施、皮膚ストリップ検査や一般血液検査を実施してみると、

確かに検査所見は膿皮症ですが、あくまでも膿皮症という症状があるものの

血液検査からかなりの確率でアレルギー反応が疑われます。


と言うことは、慢性の膿皮症を引き起こしている黒幕は何らかのアレルギー症です。

ついで検査会社にアレルギー検査を依頼、後は結果を待っていただきます。

とはいえ治療は開始しなければなりません。

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内服薬の投薬にてアレルギー治療と膿皮症の対処療法、そして薬浴シャンプーの実施を処方。

これで何らかのアレルギーが判明してくれれば、それらをコントロールすればOK

慢性的な膿皮症に悩まされることはなくなるでしょう。

飼い主さんにはこれらを詳しくご説明させていただき、本日は終了。

飼い主さんもご自分で考えられていたことがスッキリされたらしく喜ばれてました。

この手の症例はとても多いですね、膿皮症の原因は様々

もちろん原因がアレルギーでなく他の要因の場合もありますから複雑ですね。

ゴールデンちゃんの経過はまた報告しましょうね。

(すー。.:(。-`ω´-)ンー 

カテゴリ:
2016年09月29日
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