
ベルヴェット・ニュース 今日の診察室
本日は砧(きぬた)公園にて、世田谷区と世田谷獣医師会主催の
世田谷動物フェスティバルが晴天のなか開催、
午前の診療を休診にさせていただき、獣医師会のお仕事してまいりました。
さて私の担当は、華やかな中央部ではなく会場内でも辺境地にあるパート
ここ数年同じく、青空動物ふれあい教室です。
昨年少し相談したせいか、今年はずいぶんと動物業者さんが企業努力をされて
前年に比べてかなり動物たちの環境が良くなりました。
このようなことも獣医の仕事です。
あいかわらず整理券配布時には、この行列。ことしも大変盛況でした。
今年は新人カピバラちゃんが初参加、皆さんから野菜をいただいておりました。
こちらは見学のみ触れることはできません。
今回はウサギとチャボ、予想通りウサギさんの方が圧倒的に人気です。
ただウサギさん今回はとても健康状態が良い個体が多く、良かったのですが。
元気すぎて抱っこが難しいシーンが多かったですね。
ウサギは音が苦手、人間のおしゃべりの声すら嫌い、大きな音は御法度です。
このチャボさんチョと変わってますが、ポーリッシュというチャボの一品種だそうです。
みごとなボンバーヘッドですが、ポーリッシュというよりアフリカンって感じですね(笑)
世田谷区獣医師会も色々とトライしているようで、今回のどうぶつふれあい教室も
昨年のシステムからバージョンアップで、裏方はごった返しでした。
来年は違う担当がいいなぁー、あ〜ぢがれたぁ〜・ ・ ・。
>> Suu! (=_=)
Bellvet Animal Hospital
http://www.bellvet.jp/
住所:〒158-0098 東京都世田谷区上用賀3-14-21
TEL:03-3708-1990
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今日ご紹介の症例は、柴犬ちゃん10歳の足先皮膚の痒みです。
この痒み慢性的に繰り返しているのですが、写真のような感じ

足先が痒くて舐めて脱毛

皮膚は色素沈着し厚くなっています
さてこのお写真からは、かなり高頻度に舐めているようですね。
相当痒かったのでしょう。
皮膚のストリッピングやスタンプ染色検査などから、マラセチア性の皮膚炎。
しかし、マラセチアは皮膚の共存菌なのである程度菌体数が増えないと
これだけ強い痒みにはなりません。
では血液検査してみても、アレルギー反応のようなものも認められません。
となるとと思い、もう一度全身チェック、今度は骨格筋まで含めて詳細に確認
すると、腰の深層筋および胸の深層筋に障害(疼痛)部位を発見
以上の検査所見からフローリングや畳の滑る生活による、
胸腰部深層筋の疲労性筋膜炎・・・ようはスベる生活環境で毎日無理に力むために
胸部/腰部が痛くなり、それをかばって足先がコッてしまって舐めすぎ。
舐めすぎれば当然、皮膚バリアは欠損し各種の細菌攻撃を受けます。
・・・と、ちょっと変わった指間炎でした。
治療は、しばらくの抗菌薬とイヌ整体による胸部、腰部痛の解除
完治まで2週間と言ったところでしょうか!
また経過は報告しまーす。
>>> Suu \(^O^)/
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少し涼しくなって、お散歩が楽になってきましたね。
せっかくお散歩気候になってきたのに、
近所のK公園は雑草が生い茂っています。
公園管理事務所は何をやっているのでしょう、
管理をするという割にはかなりお粗末な公園状態です。
雑草の影響と思われますが、公園に行ってくると何かにカブれたようになった
という患者さんが3件ほどつづきました。
こんなにひどくなる前に手を打って頂きたいものです。
さて、犬たちの天敵の雑草と言えば「ノギ」!
今年も耳道に入ってしまい鼓膜が破れそうになって
緊急麻酔処置になったワンコさん第1号が発生しました。
ちなみに、2号も続けて発生。
疑わしいエリアは異なりますので、季節性に一斉に発生でしょうか?
要注意はこんなヤツです。

2017年秋、今年の第1号です。
皆さん、草むらには気を付けてくださいね〜。
【すー。\(^O^)/】
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膀胱と尿道に結石があります何処でしょう?
さあ夏本番ですが、今年はとても暑いせいで
皆さんエアコンの使用率が高いですよね。
エアコンを使うと湿度が管理されますが、
犬たちはエアコンを使うと、とてもノドが渇きます。
犬たちは汗をかかないので、
呼吸で水分を外に放出して体温調整の補助をしています。
室内の湿度が下がると、その分水分を奪われ脱水になります。
脱水になるとオシッコが濃くなり、尿結晶や尿石症の発生率が高まります。
そんな流れで、このところ泌尿器疾患が多発です。
正解はこちら、写真一番左が膀胱結石、右側4カ所が尿道結石です。
このレントゲンのワンコさんのようなると、尿道閉塞症により
オシッコが出なくなってしまい緊急事態、直ちに石を取り除かないと命に関わります。
ということで、このレントゲンのワンコさんは緊急手術にて無事治療完了でした。
皆さんこの季節は、水分を沢山とってオシッコも我慢させないようにしましょう。
<すー。\(^O^)/
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うれしいお手紙が届きました。
世田谷にある「泉の家」という障害者施設の皆さんからのお手紙です。
7年ほど前にワンちゃん用のクッキーを作りたいとのことでご相談を受けて
アレルギーのワンコでも使えて、トレーニング時に使いやすいモノなどのコンセプトで
一緒に試行錯誤してワンちゃん用のクッキー「ワンポキ・クッキー」を作りました。
現在では施設併設のカフェ、動物病院や犬のしつけ教室などで販売され、
とても好評、施設利用者の方々の意欲につながっているとのことで
とてもうれしいお手紙でした。
お手紙では、これらの活動が新聞に取り上げられましたとのご報告でした。
泉の家の皆さーん。ひきつづき頑張ってくださーい。
<すー。\(^O^)/
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急に暑い日が続いておりますが、皆さん元気ですか? さて、今季初の熱中症ワンコさんが来院されました。 お散歩から帰ってきてテラスに待機中に倒れたとのことです。 幸い軽症ですみましたが、皆さんも気を付けてください。 犬たちの熱中症は、5月6月がとても発生が多いです。 犬たちは汗をかきませんから、呼吸にて水分を蒸発させ体温調整しています。 元来、寒い地域の生き物ですから熱を逃がさないようなシステムは完備していますが、 熱を逃がすための体内システムが十分ではありません。 特別な犬種(メキシカンへアレスなど)は別ですけど・・・ さらに、ベルヴェット調査では被毛色にも違いがあり、 黒い毛色の犬は白色の毛色の犬に比べて5度も温度差がでます。 これはかなりの温度差なので、被毛色が濃いワンコさんは特に気を付けましょう。 また、待機中の湿度は犬にとってとても重要。 お散歩には必ず水筒を携帯して、あやしいときには背中に掛けちゃいましょう。 濡れTシャツやサマーコートもイイと思います大いに活用してください。 また、湿度が高すぎると水分を体外に放出できず、更に熱中症になりやすくなります。 霧などの日のお散歩などは充分気を付けるか控えたほうが良いかもしれません。
<すー。\(^O^)/
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